
『青い目の侍』このキャッチフレーズを覚えている人は多いはず。空手から武道精神を学んだフグさんは、多くの日本人に愛されました。
彼は白血病で亡くなったのですが、何故かステロイドを使用したことが原因とも噂されています。ですが、実際には使用していないものと断言します。
その話もしつつ、なんと日本に墓がありましたので、場所についても説明していきたいと思います。日本に眠る理由はやはり『日本が大好きだったから』かもしれません。
アンディフグの死因は白血病で間違いなし。
2000年8月24日に『98年K-1GPチャンピオン』アンディフグさんは亡くなりました。この発表を聞いて、大変なショックを受けた事を鮮明に覚えています。
その時、ニュースで死因について話されていて、『急性前骨髄急性白血病』と発表されました。
フグさんは、8月に入ったあたりから発熱が続いたとされ、来日する前に母国スイスにて病院へ検査に行ったようですが、白血病だと診断される事もありませんでした。
ですが、やはりオカシイという事で、来日中に『日本医科大学付属病院』にて検査を受けることに。そして白血病が発覚という結果になりました。もっと早く気が付いていればと思います。
フグさんは通常よりもなんと50倍もの白血球になっていたとされ、投薬をした段階では既に手遅れだったのです。呼吸に障害をきたし、そして視力障害も起こします。そして見る見るうちに容体が悪化し、死に至ったのです。
フグさんは、白血病の『M3タイプ』だったと言われています。同じ病気に掛かった人が意見を述べていましたので、引用させて頂きます。
アンディフグと同じ病と闘った人の証言。負けず嫌いな性格が災いしていたとの話も。
私は28歳の時に急性骨髄性白血病のM3タイプになりましたが、若かったおかげと、強力な抗ガン剤に内臓が耐えることができたのと、比較的治りやすいタイプだったこと、最初の一番強い抗がん剤を使った治療後から、一度も再発せずに済んだおかげで、完治することができました。
上記の人の発言を聞くと、フグさんの病は治せていたのではないかと思ってしまいます。。。この方はアンディさんに対しても意見していました。
『そんなものは気合いで治すんだ』と言って、彼は抗がん剤治療をなかなか始めませんでした。彼はあっという間にお亡くなりになりました。
早期に治療を始め、最初の1週間~10日を乗りきれば比較的治りやすいと言われる白血病のタイプなので、彼はあの時、早急にしっかり治療を始めていれば、格闘家はしていなくても、元気に生きていたかもしれません。
彼は負けず嫌いな性格だったようで、それが災いしてしまったという事になりますね。彼はこれまで極度のハードワークに耐えて、肉体を追い込んできましたから、耐えることに慣れていたのかもしれません...
フグさんが昏睡状態になった時、石井館長、松井章圭館長、そして角田信朗さん、平仲明信さん、そして元嫁のイロナさんが駆け付けました。その時にフグさんの強さが垣間見えたと言われています。
どういう事かと言うと、会話が出来なくなり、そして脳が反応しなくなっても心臓だけは動いていたからです。その後2度心臓が止まった時にも石井館長らの呼びかけに反応したのか、再び心臓が動いたというのです。
「あきらめるな!試合はまだ終わっていない!」
この皆の応援に答えたのです。彼は生きたいという気持ちが本当に強かったのでしょう。精神力の強さが亡くなる寸前にまで表れていたのです!
アンディフグはステロイドを使用したと噂されているがこれは間違い。
フグさんの事を「ステロイドが原因で亡くなった」という人がいます。ですが断言します。それはあり得ません。確かに、K-1ではドーピング検査はありませんでしたし、それが疑われるのは分かります。
そして彼の肉体は凄まじいですからね。筋骨隆々の肉体を持っているので、それもまた一つの理由でしょう。
しかし、フグさんは極真空手時代、『大山倍達総裁』に対し「世界大会でステロイド検査をしてください」と頼み込んでいます。
こんな発言をする人が使っているとは到底思えないですよね。そしてまだ証拠はあります。それは、フグさんの母国スイスでは、「スポーツ選手全員がドーピング検査を行う」という事実がある事。実施しなければスポーツ協会に入ることが出来ないそうです。
年に2,3回抜き打ちの検査があったようですが、フグさんは1度も引っかかっていませんから、これが確固たる証拠なのです。
アンディフグが眠る墓について調べていると、なんと日本に墓があった。場所は京都府。
青い目の侍と称され、親しまれたK-1ファイターのアンディ・フグは眠っています。
普段、墓は公開されておらず、参拝することは出来ませんが、アンディの命日の8月24日に行われる年回忌には公開されているようです。この時には各界の著名人も参拝に訪れると言われています。
フグさんの生い立ちは複雑で、父親は幼少期に亡くなり、母親は行方不明、あまり親族との交流も無かったと言われています。ですので、日本にお墓があるのではないかと推測しますが、それと同時に日本に眠るのは本望だったのではないかと思います。
今から書いてある内容を見れば、「そうだな。」と感じるでしょう。
アンディフグは、何故これほどまでに日本人に愛されたのか解説。
彼が亡くなった時、11300人ものファンが献花に訪れました。
何故、彼がここまで日本人に愛されたのか。それには様々な理由があります。まず一つ、それは『空手』をバックボーンにしているからです。
「私にとって空手は特別。生きる方向を決めてくれたものなんです」と、発言した事もありますね。
フグさんは身長が180㎝で、K-1では小柄な体格でした。それでも武道で鍛えた精神力で何度も何度も立ち向かい、立ち上がりました。それもあり、彼は『青い目の侍』というキャッチフレーズを付けられたのです。
外国人に侍と付けるだけでも日本人からしたら、高感度が上がりますね。それだけ彼の魂は日本人に近かったという事です。
そしてフグさんはこう発言しています。
「お客さんが高いチケット代を払って、貴重な時間を使ってまで試合を見に来てくれているのは非日常を見たいからだ。ありきたりの技ならアマチュアの試合でも見れる。お客さんはリスクを取って難しい技に挑戦する姿を見たいんだ」
ファンを楽しませることを前提にファイトすることを考えています。ですので、『かかと落とし』など、難しい技を繰り出していたことが分かりますね。
アンディ・フグが旅立って19年
国民的人気を誇る極真/K-1のスーパースターが35という若さで急逝するなんてねぇ
危篤の報せを各局が速報で伝えた翌日だったかなフグトルネードいつ見ても美しい
この技で2連敗を喫してるベルちゃんに対し初勝利2人の対戦は2勝2敗
あっちでもやってるのかなぁ🥊 pic.twitter.com/VZKrmEYgfx— 夢見がちポエ美 (@kojinnoikendesu) August 23, 2019
そしてフグさんには息子が一人いまして、名前が『セイヤ』さんと言います。空手の掛け声から取ったと言われています。元嫁のイロナさんはスイス人だったのにも関わらず、この名前を付けるという事は、相当日本の事を愛していることが分かります。
彼と日本人は、相思相愛の関係だったのです!
アンディフグの名言!

フグさんの名言をまとめて言いますね。
・諦めないで自分の欠点を修正していくことが大切なんだ
・前向きに進む精神があれば必ずや成功するだろう
・お金だけが全てではない。どうやったら人間として成長できるか考えて欲しい
・誰でもチャンピオンになれる可能性がある
Today marks the 19th anniversary of Andy Hugs death. The Karate Master turned Kickboxer faced the best throughout his illustrious career, and was able to win the K-1 GP in 1996. Rest in Peace. #アンディフグ pic.twitter.com/ESxGZnFWsZ
— Beyond Kickboxing (@Beyond_Kick) August 23, 2019
フグさんのように強靭な肉体を持っているのにも関わらず、亡くなってしまうのですから病気というものは本当に怖いですね。そう考えると人間ドックを受けておいた方が良いと考えます。
まとめ。
・アンディフグの死因は『急性前骨髄急性白血病』だった。
・アンディフグはステロイドを使用していない。
・アンディフグは日本人から愛され、『青い目の侍』というキャッチフレーズが付けられた。京都に墓があるが、それはやはり日本を愛した故の配慮だろうと推測する。
...最後にフグさんのcmを見て和んでください!
ごーめんなさいよ!
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